カードの基礎知識②:ICカードについて

カードの基礎知識②:ICカードについて

2022/03/15

カードの基礎知識②:ICカードについて

ICカードと磁気カード
【ICカードとは?】
今回は、暮らしの中に溶け込んでいるカードの一例として、「ICカード」を取り上げてみたいと思います。
お買い物で使うクレジットカード、銀行からお金を引き出すときに使うキャッシュカード、交通機関を使うときに便利なSuicaなど、私達の身の回りには様々なICカードがありますね。
お会計金額を記録したり、残高が使うたびに正確に減っていったり、当たり前のように使ってはいますが、これって実はすごいことだと思いませんか?
これは、”ICチップ”という情報の記録や数値計算ができる電子部品がカードに組み込まれているおかげなんです。
この記事では、他のカードとの違いやその特徴などを見ていきましょう。


【磁気カードとの違い】
さて、情報の記録ができるカードということで、こちらもよくある「磁気カード」とはどう違うのでしょうか。
磁気カードとICカードを比べると主にこんな違いがあります。

ICカードの方が…
*暗号化してデータを保存するのでセキュリティ面で安全。
*データ容量が多いので沢山の情報を記憶できる。
*作成費用が高い。


磁気カードは磁気テープ(磁気ストライプ)と呼ばれるものが貼り付けられたカードのことです。
決済や認証などの情報を”そのまま磁気テープに転写”することで使用することができます。
それに対して、ICカードは情報をそのままではなく”暗号化してチップに記憶”させます。
なので、セキュリティ面ではICカードのほうが安全と言えるでしょう。
カードがクレジットカードなどの場合は、スキミング(同じ情報のカードを偽造し、不正利用を行うこと)にあう可能性も0ではありませんが、対策として、ICカードは磁気カードより効果的です。
ただ、ICカードは性能が良いだけに作成費用が高くなってしまうので、用途や都合によっては磁気カードにするのも手かもしれません。
お手軽に作成したい、または使用目的が簡易的なものである場合は、磁気カードにするとかですかね。
それから、どちらのカードも磁石などの強い磁気を発するものに弱く、あまり近くに置いていたり一緒に保管したりすると、磁気不良を起こす可能性があります。
磁気不良を起こすとカードが使えなくなり、再発行をしないとならないので、取り扱いには注意が必要です。

カードの基礎知識②:ICカードについて

ICカードの種類や技術
【接触型ICカードと非接触型ICカード】
ICカードは、機械との読み書きのやり取りを行うにあたって、「非接触型」「接触型」2つに分類されます。

非接触型は、読み取り機にカードを触れることなく近づけるだけでデータの読み書きが行えるもの。その仕組みは、中にアンテナが搭載されていて、無線通信によってやり取りが行われます。
Suicaに代表される交通系カード(乗車券・定期券)や、電子マネーがそれに該当します。

それに対し、接触型とは、読み取る機械に対して物理的な接触を行う、つまり機械にカードを差し込むなどして直接触れた上でデータのやりとりを行うもの。
非接触型よりセキュリティ性が高くより安全なので、決済や認証などの機密性が高い用途に用いられます。


【フェリカとマイフェアとは?】
”Felica(フェリカ)””Mifare(マイフェア) ”
ともに非接触型のICカードに該当します。
弊社でも取り扱いのある商品なので、次はこの2つを掘り下げてみようと思います。

Felicaは日本のソニー社が開発したもので、日本国内で最も普及しているICカードです。
データの送受信が早く、情報の書き換えも何度でも可能という高性能を誇ります。
SuicaやPASMOなど日本で使われている交通系ICカードはほぼこれにあたり、乗車券・電子マネー・ポイントカード・会員証など1枚で複数の役割をこなせる便利なカードとして知られています。

Felicaは2種類あり、”Felica Lite-S”はコスト面に優れ比較的安く入手できるのに比べ、”Felica Standard”はメモリ容量の大きさとセキュリティの高さに優れたカードです。

一方、Mifareはオランダの半導体メーカーであるNXPセミコンダクターズ社が開発したもので、世界で圧倒的に採用・普及されているカードです。
Felicaよりデータの送受信が遅いなど性能では低い面もありますが、社員証やセキュリティカードなどの簡易的な用途であればMifareでも充分に対応ができます。
ただ、日本ではあまり幅広い普及はしておらず、身近な例だとタバコの購入時に使うtaspo。それ以外は、社員証などの限られた範囲で利用されることが多いようです。コスト面に優れており、Felicaより安価で入手できます。

弊社では主に”Mifare1k”と”Mifare ultralight” を取り扱っています。
”Mifare1k”はメモリ容量が大きくセキュリティキーによりデータが保護されます。
”Mifare ultralight”はセキュリティキーはありませんが、かなり価格が手頃です。

カードの基礎知識②:ICカードについて

最後に
ICカードについて少し見てきましたが、いかがでしたか?
なんとなくでも、そのすごさや便利さの仕組みが伝われば嬉しく思います。
カードの中で正しい計算が行われたり、カード内の情報を暗号化して守ったり、機械に触れずに読み書きを行ったり。
ICカードは、技術が発達した現在、コロナ禍の今の時代にも合った便利で頼もしいカードだと思います。
正しく使いこなして、安心安全なカード技術とともに、日々をより楽しく快適に過ごしたいものですね。


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