みんなで考えるSDGs 第22回 2023年度版SDGs国別達成ランキングを読む。

みんなで考えるSDGs 第22回 2023年度版SDGs国別達成ランキングを読む。

2024/01/22

みんなで考えるSDGs 第22回 2023年度版SDGs国別達成ランキングを読む。

寒中お見舞い申し上げます
年が明けましたね。
遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します。

さて、さっそくですが年明け最初のコラムはまたSDGsからです。
以前のSDGsコラムで、“2022年度版のSDGs国別達成ランキング”を取り上げましたが
昨年の6月に“2023年度版ランキング”として最新のものが公式発表されていますので、
今回は(遅くなりましたが)それをテーマとして取り上げてみようと思います。

みんなで考えるSDGs 第22回 2023年度版SDGs国別達成ランキングを読む。

2023年度版SDGs国別達成ランキング
【前回:2022年度版】
順位   国名   スコア
1位 フィンランド 86.51     11位 イギリス   80.55
2位 デンマーク  85.63     12位 ポーランド  80.54
3位 スウェーデン 85.19     13位 チェコ共和国 80.47
4位 ノルウェー  82.35     14位 ラトビア   80.28
5位 オーストリア 82.32     15位 スロベニア  79.95
6位 ドイツ    82.18     16位 スペイン   79.90
7位 フランス   81.24     17位 オランダ   79.85
8位 スイス    80.79     18位 ベルギー   79.69
9位 アイルランド 80.66     19位 日本     79.58
10位 エストニア  80.62     20位 ポルトガル  79.23

【最新:2023年度版】
順位   国名   スコア
1位 フィンランド 86.76     11位 イギリス   81.65
2位 スウェーデン 85.98     12位 クロアチア  81.50
3位 デンマーク  85.68     13位 スロベニア  81.01
4位 ドイツ    83.36     14位 ラトビア   80.68
5位 オーストリア 82.28     15位 スイス    80.54
6位 フランス   82.05     16位 スペイン   80.43
7位 ノルウェー  82.00     17位 アイルランド 80.15
8位 チェコ共和国 81.87     18位 ポルトガル  80.02
9位 ポーランド  81.80     19位 ベルギー   79.46
10位 エストニア  86.68     20位 オランダ   79.42
                  21位 日本     79.41

上が前回(2022年度)、下が今回(2023年度)となっています。
相変わらず、ヨーロッパ勢が強いですね。
今回、日本の順位は2つ下がって21位
ヨーロッパ圏以外の国では一番高い順位でしたが
スコアも下降気味で、とうとう20位台に陥落してしまいました。
なかなか苦戦していますね。

あくまで個人の主観ですが、上位にランクインした国の傾向として
“ある程度の裕福さがあり、経済・教育・福祉などが一定の水準を満たし、環境問題に熱心に取り組んでいる国”が多い印象を持ちました。
以前のSDGsコラムでも近いことを取り上げましたが、裕福さや貧困さは「生活基盤」、ひいては“経済・教育・医療や福祉など”と密接に結びついています。
裕福ならそれは、経済・教育・福祉などもある程度はうまく行き渡っているということですし、
貧困で苦しんでいる国々より、比較的余裕をもって環境問題にも取り組むことができている
のではないでしょうか。
そして、ヨーロッパはそんな裕福な国が多いのかもしれませんね。

でも、もしそうであったとしても、20位までを全てヨーロッパの国が占めてしまっているというのはかなり偏りが目立つという見方もできます。
それだけ“評価基準が欧州寄りである”とも言えるのかもしれません。

また、そうなると今までの日本の順位についても気になったのでちょっと調べてみました。

【今までのSDGsランキングでの日本の順位】
年度  順位  スコア
2016年 18位  74.96
2017年 11位  80.18
2018年 15位  78.52
2019年 15位  78.92
2020年 17位  79.17
2021年 18位  79.85
2022年 19位  79.58(前回)
2023年 21位  79.41(今回)

順位の推移だけでみると、2017年に11位となったところまでは順調に見えたもののその後は段々と順位を落としています。
しかしスコアでみるとそう落差が大きいわけでもなく意外と安定した数値を維持しています。
ただ、維持(停滞)や後退を繰り返している感じで、あまり「進んでいる!」という感じではないのが気になるところでしょうか。
ここ数年、新型コロナウイルスやウクライナ侵攻など、予想もしなかった世界規模レベルの災害や争いが経済や教育、医療をはじめ様々な方面に影響を与えています。
それがSDGsの目標にも停滞や後退などという形で現れてきているところが日本も含め珍しくないようです。
それでも他の上位国は相対的にわずかながらでも進んでいっているので、停滞気味の日本は順位を落としてしまったということになるのかなと思います。

みんなで考えるSDGs 第22回 2023年度版SDGs国別達成ランキングを読む。

課題とどう向き合っていくか
と、ここまで順位について色々見てきました。

やはり順位や成績は高ければ嬉しいものですし、もっとランクが上がるよう頑張りたくもなってしまいます。
が、これらはあくまでも目安です。
ですので、これから「どう順位を上げていくかを考える」よりは、「まだ達成できていない課題とどう向き合っていくか、改善し乗り越えていくか」が重要になってくると思います。
目の前の課題を着実に乗り越えていけば自然と順位も上がってくるはずです。

経済成長停滞・止まらない少子高齢化・物価高などこれからの日本も課題が山積みです。
それに世界の人口は増えていますが日本の人口は年々減少している。
これからの未来、日本の国力(経済力や世界的影響力など)がだんだんと下降していったとしてもなんらおかしい話ではありません。
その時、最後に何が残るか。
先人たちが築き上げてきた日本を今の世代で食いつぶしてしまうのではなく、少しでも良いものにして次の世代へ渡していく。
そのためにもSDGsの課題に挑むのは比較的わかりやすい最初のハードルとなるのではないかと思います。





SDGsコラム担当:Ueno


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