嘘か本当か、カードにまつわる都市伝説

嘘か本当か、カードにまつわる都市伝説

2025/09/09

嘘か本当か、カードにまつわる都市伝説

今回の話題は…
財布の中に必ずと言っていいほど入っているカード。
生活にすっかり溶け込んでいる身近な存在だからこそ
嘘か本当か分かりにくい噂話が出てくるのも無理はありません。

突然ですが、皆さんはカードにまつわる噂話って聞いたことはありますか?
今回は残暑が続く今の時期にちょうどいい(?)
都市伝説とも呼べる噂話のあれこれを掘り下げていきたいと思います。

今回は6つの噂話を用意しています。

嘘か本当か、カードにまつわる都市伝説

都市伝説を探ろう
【ケース1】クレジットカードを落としたら…
弊社では商品のお取り扱いがありませんが、カードはカードということで
最初は“クレジットカード”の話題です。

この話、聞いたことがある方もいるかもしれません。
「クレジットカードを落としてしまったら、数時間後に海外で買い物するのに使用されていた」というものです。

これは事実なのでしょうか?

実はこの話、【完全な作り話ではないけれど、少し誇張された“都市伝説”】のような側面があります。

ポイントは、「カードそのものが海外に行った」のではなく、カード情報だけが海外で悪用されたという点です。

カードの情報は、知らないうちにスキミング(カードの磁気情報を不正にコピーする行為)やフィッシング(偽のサイトなどでカード情報を盗む手口)によって抜き取られ、インターネット上の「闇市場」で売買されることがあります。盗まれた情報は、海外の詐欺グループに渡り、即座にネット通販などで使用されることも。

また、カードを実際に落としてしまった場合も、拾った人物が不正に利用する可能性はゼロではありません。オンラインショッピングの中には、本人確認が甘いサイトもあり
カード番号と有効期限だけで簡単に決済できてしまうケースも存在します。

ただし、「数時間後にカードが海外の店頭で使われた」というのは、物理的に考えてあまり現実的ではありません。飛行機で移動しても
そんなにすぐに海外で利用されるのは無理があるため、これは“嘘”…とは言い切れないもののある程度“盛った”表現であると考えても良いと思います。

つまり、真相は「カード情報だけが、海外のネット決済などで使われた可能性」が高く、こちらのほうがよっぽど現実に起こりうるケースだということです。

では、もしカードを落としてしまったらどうすればいいのでしょうか?

まずはすぐにカード会社に連絡して停止手続きをしてもらいましょう。その後は、利用明細をしっかり確認し、もし身に覚えのない利用があれば、すぐに報告。
あわせて警察に紛失届を出すことで、トラブル時の証明にもなります。


カード社会の現代、こうしたトラブルは恐ろしいですが誰にでも起こりうること。落としていなくても、いつの間にか情報だけが抜き取られていた…というケースだってあります。

私自身、月に1回は必ず明細をチェックするようにしています。小さな習慣ですが、安心感があります。
定期的な明細チェックと、いざというときの迅速な対応が、被害を最小限にとどめるカギです。



【ケース2】クレジットカードの番号には“持ち主の情報”が隠されている
「クレジットカードの番号を見れば、その人の性別や年収がわかるらしい――」。そんな話を耳にしたことがある人もいるかもしれません。
私自身も最初にこの話を聞いたとき、「本当にそんなことまで分かるなら怖いな」と不安になったのを覚えています。
まるでカード番号に“個人情報”が隠されているかのようなちょっと怖いウワサですが、果たしてそれは本当なのでしょうか?

答えは、「基本的には、そんなことはありません」

確かに、クレジットカード番号には一定の規則があり、すべてがランダムに決められているわけではありません。

たとえば、カード番号の最初の6桁は「BIN(バンク・アイデンティフィケーション・ナンバー)」と呼ばれ
どのカード会社の、どの種類のカードかを識別するための情報が含まれています。これにより、「これは○○銀行のゴールドカードだ」といった判断はある程度できます。

しかし、その情報から“持ち主の性別や年収”まで読み取ることはできません。クレジットカードのランク(一般、ゴールド、プラチナなど)によって
申し込みに必要な年収の目安があるのは事実ですが、番号だけでは実際の収入まではわかりません。また、性別についても、カード番号には一切反映されていないのが通常です。

つまり、「カード番号からプライベートな情報が漏れている」というのは、都市伝説的な噂に過ぎず、個人情報保護の観点から見てもあり得ないことです。

とはいえ、私は「ウワサが誇張されて広まるくらい、カード番号には特別な価値がある」とも感じています。
それだけに、日常生活の中でも軽く扱わず、必要以上に人に見せないように気をつけたいところです。
れっきとした個人情報のひとつでもありますし、スキミングやフィッシング詐欺の対象にもなりやすい。
不正利用の被害を防ぐためにも、番号の取り扱いには十分注意が必要です。

見た目はただの数字の列でも、カード番号にはちゃんと意味があり、セキュリティのための仕組みも詰まっています。
しかし、その番号から「誰かの秘密が読み取れる」わけではないことは、安心して良いかもしれません。



【ケース3】ICカードから勝手にお金が引かれる?
「Suicaがカバンに入ったままの時とか、誰かに読み取られたり勝手にお金を引かれる心配はないんだろうか…?」
そんな不安を抱いたことがある人もいるのではないでしょうか。

私も、「カードに入っている金額がいつのまにか減ることは絶対に無いのかな…」と考えたりします。

確かにICカードは非接触型で、近づけるだけで情報を読み取れる仕組み。
理論的には、専用の機械があれば“勝手に読み取る”ことは可能です。
でも実際には、ただ読み取るだけではお金は引かれません。

駅の改札やお店のレジでは、「専用機器」と「正しい金額設定」、そして「決済システムとの通信」がそろって初めて引き落としが行われます。
つまり、ただの読み取り機ではお金は動かないのです。

ただ読み取られただけではお金が引かれないと知り、少し安心しました。

そう、この都市伝説、基本的には誤り

ですが、それは正式な機器での話。もし不正(スキミング)目的で作られたリーダー機器が存在すれば、そのリスクは必ずしもゼロとは言い切れません

不正が起こる可能性がゼロでないなら、「心配だからそれに備えたい!」
そんな方もいると思います。
調べたところ、「スキミング防止カードケース」というアイテムが存在します。
カードを外部の読み取りから守る機能があるのでその心配にはとても有効的かもしれません。
最近では雑貨屋などのお店でも手軽に手に入るようになっています。
より安心してカードを使うために、気になる方は使ってみるのも手かもしれませんね。



【ケース4】ポイントカードであなたの生活が丸見え?
ポイントカード。買い物のたびにポイントが貯まる便利なカードですが、実はその裏で、私たちの“暮らしの中身”が見られているかもしれないことはご存知でしょうか?

ポイントカードを使うと、どこで・いつ・何を買ったかといった情報が店舗側に記録されます。これを「購買履歴」といい
企業はこのデータをもとに「どんな商品がどの層に人気か」「いつどの地域で何が売れるか」といったマーケティング分析に活用しています。

私もポイントカードは利用しますが、ポイントを使うことでお得になる(お店の利益がお客に還元される)機能が主とばかり思っていました。
それだけじゃないんですね。

たとえば、毎週金曜日にお酒とおつまみを買う人には「金曜限定!お酒の割引クーポン」が配信されたり
赤ちゃん用品をよく買う人には「育児応援キャンペーン」のお知らせが届いたりします。
こうした“ちょうどいいタイミング”での販促は、私たちの購入傾向をデータから読み取って実現しているのです。

よって、この都市伝説は、部分的には事実

つまり、ポイントカードを通じて、「あなたのライフスタイル」や「家族構成」まで推測できてしまう場合があるということ。
もちろん、個人名を公にしたり、悪用したりすることは法的に禁じられていますが、「自分の買い物が記録されている」ということは、意外と意識されていないかもしれません

便利さの裏には、情報の管理がつきもの。ポイントを貯めながら、個人情報としての購買データにも少し目を向けてみる―それが、今の時代を安心して生きるコツかもしれません



【ケース5】ICカードは重ねると正しく使えなくなる?
お財布やカードケースに、SuicaやPASMO、社員証など、複数のICカードをまとめて入れている方は多いのではないでしょうか?
そのまま改札にタッチして、「あれ?反応しない」「エラーになった!」という経験、ありませんか?


私は社員証でそれをやったことがあります。
なかなか反応してくれないので「あれ、反応が悪い。私の社員証だけおかしいのかな」と焦りました。

実はこれ、「カードが壊れた」のではなく、ICカード同士の通信が干渉してしまっているのが原因だったんです。
改札や端末は、カードのICチップから電波を通じて情報を読み取る仕組みですが
複数のカードが重なっていると、どのカードを読み取ればよいのか分からなくなり、エラーになってしまうことがあるのです。

この現象は一時的なもので、カード自体がダメになるわけではありません。重ねてタッチせず、使いたいカードを1枚だけ取り出してかざすことで、きちんと読み取ってもらえます

つまり、「ICカードは重ねると使えなくなる」という噂は、実は本当
でもそれは「カードが壊れる」わけではなく、読み取りの仕組みによる一時的なトラブル。使い方を少し工夫するだけで、ちゃんと防げます。



【ケース6】スマホとICカードを一緒に持つとカードが壊れる?
「スマートフォンとICカードを一緒に持ち歩いていると、カードが使えなくなるらしい」という話は聞いたことがありますか?

スマホは電波や電磁波を使って通信しているので、「なんとなく影響がありそう」に思えますよね。
でも、実際のところ、通常の使い方ではカードが壊れる心配はほとんどないと言われています

ICカード(Suicaや社員証、クレジットカードなど)にはICチップや磁気ストライプが使われています。
スマホが発する電磁波はごく弱く、ICチップに直接ダメージを与えるような強さはありません。
日常的に財布やカードケースにスマホと一緒に入れている程度では、カードが故障することはまずないといっていいでしょう。

では、なぜこのようなウワサが広まったのでしょうか?

それには一部のスマホアクセサリーや機器との組み合わせが関係しています。
たとえば、ワイヤレス充電器やマグネット式のスマホホルダー、ケースの留め具などに使われている強い磁石。
これがカード、特に磁気ストライプのカードに悪影響を与えることがある
のです。

磁気ストライプは、文字通り“磁気”によって情報を記録しているため、強い磁気にさらされると情報が消えたり読み取れなくなったりすることがあります。
これを「カードが壊れた」と感じる人も多いのです。

でも、こうして調べてみると、普段の持ち歩き方なら心配いらないとわかり、ちょっと安心しました。

ですから、「スマホと一緒に持ち歩くとカードが壊れる」という話、完全にウソではないけれど、実際はごく限られたケースでのみ起こりうること。通常の使い方であれば心配いりません。
ただし、磁石のあるアクセサリーやワイヤレス充電器の近くにカードを長時間密着させないようにするなど、ちょっとした注意があればなお安心です。

結論として、この都市伝説は——
「ほぼ誤解。でも一部だけ、本当のこともある」というのが正しい見方です。

嘘か本当か、カードにまつわる都市伝説

最後に
いかがでしたか?

こうして見ると、都市伝説の中には「一部だけ本当」「なんとなくありそう」な話も多くて、妙にリアルなんですよね。
でもそれが、まさに“都市伝説”のおもしろさ。
信じすぎず、でも完全に笑い飛ばすわけでもなく、「へぇ」と軽く楽しむのがちょうどいいのかもしれません。

楽しむ以外にも、こういった話に触れることは仕組みや使い方を改めて見直すきっかけになることがあります。

大切なのは、うわさに振り回されるのではなく、「正しい情報を知っておこう」という気持ちを持つこと
ちょっとした知識があるだけで、安心してカードを使えるようになりますね。

それでは次回のコラム更新も、どうぞお楽しみに。



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