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みんなで考えるSDGs 第2回 SDGsの歴史～成り立ち
みんなで考えるSDGs 第2回 SDGsの歴史～成り立ち
2021/01/31
- ・MDGs
- 今回はSDGsの成り立ちについて少し触れていきたいと思います。
実は、SDGsの前身にはMDGsという目標が掲げられていて、8つの目標と21のターゲットが定められていました。
前回のSDGsと比較すると、少ない！と感じた方や、内容がやや偏っているのでは？と感じた方も多いのではないでしょうか。
Millennium Development Goals（ミレニアム開発目標）で、MDGsと書いて「エム・ディー・ジーズ」と読みます。
ミレニアム開発目標とは、2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットにて採択された国連ミレニアム宣言と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合し、一つの共通の枠組みとしてまとめられたものである
MDGsは貧困問題や教育格差などで一定の成果を挙げました。しかしMDGsの目標は、発展途上国が抱える問題が多く、先進国はその支援が中心となった内容で多くの課題も残っていたのも事実です。
＜ＭＤＧsで残った課題＞
・二酸化炭素の排出量の増加
・女性の地位 ジェンダー問題
・貧困層と富裕層間の格差拡大 など
- ・国連持続可能な開発会議（リオ＋20）
- 2012年6月に開催された「国連持続可能な開発会議」（「リオ＋20」）は，1992年開催の「国連環境開発会議」（「地球サミット」）」から20年後に，同じブラジル・リオデジャネイロで改めて私たちが望む世界について議論したフォローアップ会議です。
「地球サミット」では，「環境と開発に関するリオ宣言」とそれを実現するための行動計画「アジェンダ21」が採択され，候変動枠組条約や生物多様性条約の署名が開始されるなど大きな成果を上げ、現在に至る地球環境保全や持続可能な開発の考え方のベースが作られました。
リオ＋20の１つ の大きな成果が「SDGs」の活発な議論がスタートしたことです。2015年までに目標 を策定するため、政府間交渉を開始すること が合意されました。
≪参考・出典≫
・外務省 ウェブページ Vol.91 リオ＋20～持続可能な未来を創るために
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/pr/wakaru/topics/vol91/index.html
- ・SDGsの採択まで
- 少し割愛しましたが、1990年代より以前にも資源や環境、格差などの議論は行われており世界の長期的な安定と平和には、地球環境問題の解決が不可欠という認識はありました。
SDGsの採択までを簡単にまとめると下記の流れになります。（主要を抜粋）
＜1970～80年代後半＞
国際会議で人口増加や環境汚染についての危機感や長期的な世界平和と地球環境問題が繋がっている認識が広まっていく
＜1992年＞
地球サミットで「リオ宣言」と「アジェンダ21」が採択される
＜2001年＞
MDGsがまとめられる
＜2015年＞
国連持続可能な開発サミットでのSDGs「2030アジェンダ」の採択
※自社調べにより記載しておりますので、間違い等々ありましたらご指摘ください
今回はSDGsの歴史について触れてみました。
こうやって調べてみると、何十年も前から環境への危機感はあったにもかかわらず現在に至るのだと思うと「今まで一体何をやってきたんだ！？」と思う反面、各国（当然日本も含む）の利己主義が環境保全を難しくしているのだとも感じます。
環境だけではなく世界には様々な課題があります。貧困、ジェンダー、教育・・何から手を付ければいいのでしょうか？
そこで次回は少し目線を変えて日常生活の中でのSDGs、「あっ！？これSDGsに関わっているんだ！！」について触れていこうと思います。
乞うご期待下さい！
SDGsコラム担当：Daisuke
監修：Kazuhiro Sumiya
みんなで考えるSDGs 続きの第3回はこちら
みんなで考えるSDGs 前回の第1回はこちら
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