みんなで考えるSDGs 第3回 日常にあるSDGs

みんなで考えるSDGs 第3回 日常にあるSDGs

2021/02/14

みんなで考えるSDGs 第3回 日常にあるSDGs

フェアトレード(FAIRTRADE)
今回は身近にあるSDGsということで、今回コラムを書いている私の大好きなコーヒーからSDGsについて触れてみたいと思います。(飲むのが好きなので、決してコーヒーの知識が豊富であるとか、淹れるのが上手だとかいうことではありません・・・)
焙煎所やコーヒーショップ、お洒落なカフェなども増え本格的なコーヒーは身近なものとなりました。
コーヒー豆を買ってきて、家で本格的にハンドドリップで楽しむ方も増えているのではないでしょうか。そんなコーヒー豆の中に画像のラベルの付いた商品があります。
最近ではラベルの付いた商品も増えつつあるので「見たことある!!」という方もいらっしゃるでしょう。
一体何のマークかというと、これは「国際フェアトレード認証ラベル」といいます。
フェアトレードとは、「公正(FAIR)な取引(貿易)(TRADE)」という意味になります。
先進国と開発途上国の間で不公平な貿易が行われていることが問題になっています。
公平・公正な取引を行い、先進国の消費者が支援できる貿易の仕組みが「フェアトレード」です。
開発途上国でつくられたものを不利な取引をしないで、適正な価格で継続的に売買する取り組みのことです。
先進国の企業など買う側が適正価格で継続的に取引することで、開発途上国の生産者の生活を支えたり向上させたりすることを目指すのがフェアトレードの大きな特徴です。

そして、一時的な利益を優先して生産者を過酷な労働環境で働かせたり、環境破壊につながるような農業を行ったりすることを見直すことも、フェアトレードの目的の一つです。
この取り組みに基準を設け国際的な機関によってその基準が守られていることを証明するラベルが「国際フェアトレード認証ラベル」になります。コーヒー豆や、チョコレートの原料のカカオ、オーガニックのコットンなどの様々な商品を対象に使われています。
SDGsとどのような関りがあるのかというと、目標の「10.人や国の不平等をなくそう」をはじめ「1.貧困をなくそう」、「2.飢餓をゼロに」、「4. 質の高い教育をみんなに」、「15.陸の豊かさも守ろう」といった項目に関わっているんです。
後述しますがフェアトレードにも幾つか種類があり、少なからず問題点もあります。SDGsに関わるからと言って安易に飛びつく前に、正しく理解しておくことが必要だと思います。

≪参考≫
・フェアトレードジャパン|fairtrade japan|公式サイト
https://www.fairtrade-jp.org/

写真引用元:フェアトレードジャパン

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フェアトレードの種類
フェアトレードにもいくつか種類があり、大きく分けると3つに分類されます。

◆国際フェアトレード認証ラベル(Fairtrade International)※上1枚目の画像

国際フェアトレード基準が遵守していることを証明するラベルです。製品に対するフェアトレード認証になります。


◆フェアトレード団体( WFTO)マーク
企業の事業活動が100%フェアトレードの基準を満たしている場合に認証を受けることができます。団体に対するフェアトレード認定になります。加盟している企業の製品はすべて「フェアトレード」と言えます。


◆その他のフェアトレード
上記二つ以外のフェアトレードです。各団体や企業が独自の基準で製造しています。
「フェアトレード」には、基準となる法律がないため、規制や罰則を受けることがありません。
調べてみると日本ではこの独自のラベルは多く、国際的な基準よりも厳しい基準を設けている企業・団体もあるようです。透明性をよく確認することが大切ですね。
フェアトレードのメリットと問題点
○メリット
・発展途上国の生産者、労働者の生活向上支援
・こどもの教育機会が増える
・有機栽培で環境保護

○問題点
・国際基準に法的拘力がなく、罰則もない
・商品価格が高めになりがちである

近年は国内でもフェアトレード認証商品が増えてきているようです。買い物に行った際に認証ラベルを探してみるのもいいかもしれません。
フェアトレード商品を選ぶことは、現地の生産者や子どもたちの生活を支えることにつながり、また取り組んでいる企業や団体への応援にもなります。
「フェアトレード商品を選ばなきゃ」じゃなくていいと思っています。買い物に行って見かけたときや、思い出したときに「たまにはラベルの付いた商品買ってみようかなぁ」で。実際のところ私もそうなので。大切なのは、「こういった仕組みがあるんだ」という事を知り、考える事だと思います。また、家族や友人、職場などで情報の共有ができ認知度が広まれば、もっとより良い考えや仕組みが生まれるかもしれませんね。

繰り返しになりますが、フェアトレードにも問題点はあります。選ぶ際は「どんな支援や活動を行っている企業なのだろうか?」といったことをしっかり調べ購入することが大切です。

個人でSDGsにアプローチできる身近な手段の一つとして「フェアトレード」について簡単にまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
今後も身近にあるSDGs紹介していきますね。
さて次回のSDGsコラムは、17のターゲットについてアプローチしていこうと思います。


SDGsコラム監修:Kazuhiro Sumiya


みんなで考えるSDGs 続きの第4回はこちら


みんなで考えるSDGs 前回の第2回はこちら


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