みんなで考えるSDGs 第4回 Pick up from 17

みんなで考えるSDGs 第4回 Pick up from 17

2021/03/03

みんなで考えるSDGs 第4回 Pick up from 17

つくる責任 つかう責任
今回はSDGsの17の目標の中で筆者のもっとも気になる「つくる責任 つかう責任」についてお届けします。プラスチックカードを製造するメーカーとして、カードをつくった”あと”どうなるのか?カードをつくる途中で排出される”産業廃棄物”はどうなるのか?という視点で考えたときに、SDGsの目標の中で興味を持ったのが、「つくる責任 つかう責任」でした。

日本では毎年、4億トンを超える廃棄物が排出されています。
このうち、リサイクルやリユースなど再生利用されている廃棄物がどれくらいあるのかご存じの方は少ないのではないでしょうか。

日本で排出される廃棄物のうち20.2%(平成29年)がリサイクルなど再生利用されています。
これは21世紀に入り、企業をはじめ多くの人がリサイクルに対する意識が向上した事が理由だと思われます。リサイクルが増えた分、廃棄量の総排出数量も年々減少傾向にあります。
しかし、日本のリサイクル率はここ10年、20%で頭打ちの状況が続いています。世界と比べてもドイツや韓国、オーストリアなどはリサイクル率が50%を超えており、先進国のなかでも日本は下位ランクです。世界的にみると、日本はさらなるリサイクルへの取り組みが必要でしょう。

≪参考・出典≫
環境省環境再生・資源循環局「日本の廃棄物処理」(平成29年度版)
https://www.env.go.jp/recycle/waste_tech/ippan/h29/data/disposal.pdf

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カード製造工程のプラゴミはどうなるの?
みなさんは、1枚のカードがどのようにして製造され世に出回るか想像したことはありますか?
実は普段みなさんが手にするカードよりも遥かに大きなプラスチックの板に印刷や加工を施し、最後にカードサイズの型で抜いています。そうするとどうしても抜いたあとに余りの部分の端材が発生してしまいます。ではこの端材はどうなるのでしょうか?弊社の場合、発生した端材の多くはリサイクル処理され建材などに使用されています。しかし全ての端材がリサイクル処理可能なわけではありません。一部はリサイクル不可な産業廃棄物となり埋め立て処理されているのが現状です。
何十万何百万枚のカードを製造する弊社で計算すると恐ろしい数になりますね…。
企業によって製造工程は異なるので一概には言えませんが、もっと掘り下げると日本中、いや世界中で同じ事が行われている可能性があります。


つくる責任の視点として、
3R…Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)を意識した運営をしていく必要があるでしょう。
では、弊社ではどのような行動が取れるのか紹介していきましょう。

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どのような行動が取れるの?
弊社ではこの産業廃棄物を少しでも減らそうと、数年前から「環境に配慮した材料を使ってカードを作る」という事にチャレンジしています。
数あるeco素材の中から今回はLIMEXカードについて紹介します。

LIMEXはカードだけではなく、名刺、ショッピングバッグ、クリアファイル生活のあらゆる場面で活躍しています。
特徴は大きく挙げると3つあります。

①主原料は石灰石
主原料となる石灰石は世界にほぼ無尽蔵に存在、日本においても自給率100%を超え、安価に入手可能な鉱物資源です。

②資源枯渇問題への貢献
水をほぼ使用する事がなく紙代替製品、石油由来成分を抑え、プラスチック代替製品を製造可能です。

③環境問題への貢献
二酸化炭素の発生を抑え、気候変動の抑制に貢献循環・再利用し続けることでゴミを減らしマイクロプラスチック問題へ貢献します。

≪参考・出典≫
株式会社TBM
https://tb-m.com/limex/

LIMEXについては過去のコラムにも掲載中です!
https://www.card-factory.jp/column/?id=1579081042-499491

つかう責任の視点として、
ゴミを分別する、エコバッグや水筒を持ち歩く等、日常生活で行える事とは別に、身近な製品をeco素材に変えていくという事が必要になってくるでしょう。
今は未だ浸透していないeco資材の数々、eco素材がマストアイテムになる日もそう遠い未来ではない気がします。

大勢の人が財布の中に1枚は持っているプラスチックカード。人々の社会生活に根付いたこのカードも時代と共に変化し続けています。
「私たちには地球環境のために何が出来るだろう?」という視点でカードと向き合い、いまよりも、さらに環境に配慮したカードのカタチや作り方を追い求めていきたいと思います。


SDGsコラム担当:Daisuke
監修:Kazuhiro Sumiya


みんなで考えるSDGs 続きの第5回はこちら


みんなで考えるSDGs 前回の第3回はこちら


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